独断と偏見で綴る,ジャイアニズム報告

「時事」、「オタクねた」、「海外ねた」、「会社」、「組織」の裏側・現実、諸々ナナメ切りあれこれ。 くだらないネタはさらにくだらなく、誰しもがニヤっとできる知的好奇心をくすぐる話題を独断と偏見でお伝え致します!

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ランボルギーニ初のハイブリッド車“アステリオンLPI 910-4”パリモーターショーに降臨! 恋しさとやさしさとチカラ強さと♪

10月2日パリ・モーターショーにランボルギーニ社初のハイブリッド車となる
ランボルギーニアステリオンLPI 910-4”が発表されました。

アステリオン1 写真:pinterest

“LPI 910-4”の「LP (longitudinale posterior)」は従来のラインアップ同様ミッドシップ縦置きを示し、 「I」(ibrido)は「ハイブリッド」、「910」はシステム全体の出力、「4」はフルタイム四輪駆動を示すとのこと。


アステリオン2

「910」つまり・・・
搭載された3基の電気モーターからなる300馬力と5.2リットルV型10気筒自然吸気エンジンが発生する610馬力、 あわせて910馬力ということ。

アステリオン5 写真:pinterest

ハイブリッドモードと電動モード、二つの走行モードが選択可能で、ハイブリッドモードではトップスピードは320 km/h、 電動モードでも125 km/hに達するのだそう。
また、電動モードのみで実用レベルでの市内走行なら最長50キロの走行距離を誇るとのこと。

アステリオン3 アステリオン4

カーボンファイバー製の軽量のシャーシを採用し、CO2排出量は98 g/km。
透明なエンジンカバーが、リアビューを印象付ける。
で、燃費は、ハイブリッド走行モードで100 km当たり4.12リットル(NEDC)、言い換えると24km/L。

現行プリウスの燃費30.4km/L~32.6km/Lであるので、この“アステリオンLPI 910-4”のガタイから考えると まあそこそこ頑張ったと言えるのではないでしょうか。

ちなみに2015年度市場投入予定の次期プリウスは待望の4WD設定か燃費は40km/l。 次期プリウス
ソース:sheekdrive

ランボルギーニは、この"ASTERION(アステリオン)"という登録商標
欧州共同体商標意匠庁(Office for Harmonization in the Internal Market:略称OHIM)に申請したもよう。

ランボルギーニのティザー広告 アステリオンロゴ ソース:AUTO BLOG

"ASTERION(アステリオン)"ってなに?
そもそもランボルギーニは伝統にのっとり従来より牛に関連する名前を
つけておりました。
で今回のアステリオンは、頭が牛で身体が人間のご存じ神話にでてくる
ミノタウロスの名前。

まさにハイブリッド(異種交配種)!!!

Minotaur
ミノタウロスギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物
出典:images.wikia.com


つまり5.2リットルV10エンジンを表す牛の力強さ、
ハイブリッド技術を表す人間の知性がここに融合したことを象徴している。
ネーミングにおけるストーリーはバッチリだね!

ランボルギーニファンであることからの恋しさ!
CO2排出量は98 g/kmを実現したハイブリッド技術による地球へのやさしさ!
5.2リットルのV10エンジンが放つ力強さ!

まさに篠原涼子 with t.komuro. です!(古っ)

篠原涼子LIVE ♪恋しさとせつなさと心強さと




問題はデザイン!


L01.jpgL02.jpg

(以下、あくまで個人的感想)

新たなコンセプトで設計した初ハイブリッド車であるにもかかわらず、 スッキリし過ぎている無難なデザインに思えるんですが・・・

パーカーブーム世代にとってランボルギーニは別格の存在であり、 ランボルギーニと耳にするだけで、なぜかドキドキわくわくしてしまう。
思えば歴代のランボルギーニはすべて好きでした。

最近ならランボルギーニ最大のヒット作と呼び声も高い『ガヤルド』の流れをくむ『ウラカン LP 610-4』! こいつぁーシブい!




1977~1980年にかけて、マンガ「サーキットの狼」をきっかけに巻き起こったスーパーカーブーム。
その中でも異彩とともにひときわ輝きをはなっていたのが
ランボルギーニカウンタックLP400』!

ランボルギーニLP400
写真:pinterest

幼い頃この名車との出会いに、スーパーカー=非現実的なデザインで未来の乗り物=ランボルギー と完全に刷り込まれました。

サーキットの狼』劇中では横浜の暴走族連合の総元締め“ハマの黒ヒョウ”の
愛車でしたが、 ガンディーニのデザインしたウエッジシェイプのボディーは際立ってたし、 なにより見た目に分かりやすいガルウイングドアには完全にヤラれました。
ミッドシップV12エンジン搭載、300km/hという当時公道を走れる車のなかで
最高速度を誇っていたことも大きな魅力でした。


浜の黒ヒョウ LP400 2

今回の“ランボルギーニアステリオンLPI 910-4”のデザインは、
そういった意味において斬新さや奇抜さ、 従来のランボルギーニらしさに欠けているのではないでしょうか。

スーパーカーというカテゴリーはハイブリッド車に代表されるエコカーという
カテゴリーとは対極的に位置し相反する存在のように思われがちですが、
スーパーカー=未来の乗り物と定義するのならば、
むしろベクトルは同じ方向性であるようにも思います。

エコカーだからこそ、カッコイイ!かつラグジュアリーなスーパーカーであるということを ランボルギーニにはやっていただきたい!

ランボルギーニさん、エコカー市場をドキドキWAKUWAKUさせてよ! お願い!


ネタ元:dailymail